岐阜県の高校は学校ごとにこんなに違う!まずは高校をしっかり調べよう
「高校は偏差値で選ぶもの」
そう思っていませんか?
もちろん、大学受験を考えれば学力レベルは重要です。
でも、高校選びで本当に大切なのは、それだけではありません。
どんな授業があるのか。
どんな部活動があるのか。
どんな学校行事があるのか。
修学旅行はどこへ行くのか。
そして何より、
「その高校で3年間を過ごしたい」と思えるか。
岐阜県には、普通科の進学校だけではなく、音楽・美術、工業、農業、地域文化など、学校ごとにかなり違った特色があります。
今回は、その中から「こんな高校もあるんだ!」と思ってもらえる5校を紹介します。
① 岐阜県立加納高校
音楽と美術を本格的に学べる高校
最初に紹介したいのは、
岐阜県立加納高校です。
加納高校には、
- 普通科
- 音楽科
- 美術科
があります。
つまり、
「高校で芸術を専門的に学びたい」
という中学生にとって、非常に特徴的な学校です。
音楽科では何をする?
音楽科では、単に音楽の授業を受けるだけではありません。
音楽理論、音楽史、ソルフェージュ、演奏法、合唱・合奏、専門実技などを学びます。
さらに、2025年度にはチェコのプラハ、オーストリアのザルツブルク・ウィーンへの海外研修も実施されています。
「音楽が好き」というレベルから、
「音楽を専門的に学びたい」
というところまで進める高校です。
美術科もかなり本格的
美術科では、
- 日本画
- 油画
- 彫刻
- デザイン・工芸
の4つの専攻に分かれて専門的に学びます。
これは普通科高校の「美術の授業」とは全く違います。
将来、美術大学や芸術系の大学を目指したい人にとっては、非常に重要な選択肢になります。
部活動にも特徴がある
加納高校には、合唱、演劇、自然科学、アート、ホームメイド、地域研究、囲碁将棋など、さまざまな文化系部活動があります。
つまり、
「勉強だけの高校」でも「運動部中心の高校」でもない。
芸術や文化を大切にする学校です。
② 岐阜県立岐阜工業高校
高校に「本物の飛行機」がある!
次に紹介したいのが、
岐阜県立岐阜工業高校です。
名前の通り工業高校ですが、実はかなり面白い特色があります。
なんと航空・機械工学科群では、
本物の飛行機を教材として使った学習
が行われています。
学校公式サイトでも、生徒が「本物の飛行機があるのが自慢」と紹介しています。実際の機体に触れながら、実践的に学ぶことができます。
これは航空や機械に興味がある子には、かなり魅力的です。
「ものづくり」を高校3年間で学ぶ
岐阜工業高校では、
「ものづくり日本一、部活動日本一、資格取得日本一をめざす」
という学校方針を掲げています。
航空・機械だけではありません。
電気、電子、建設、デザイン、化学、設備など、幅広い工業分野があります。
さらに部活動・研究活動には、
- 航空機械研究
- 電子機械研究
- 電気研究
- 電子研究
- 土木・建設研究
- デザイン研究
- 化学研究
- 設備システム研究
- 自動車研究
- 岐工テクノLAB
などがあります。
「大学に行くための勉強」だけではなく、
「将来、技術者になりたい」
という目標を持っている子には、非常に面白い高校です。
③ 岐阜県立岐阜農林高校
高校なのに「農業」を本格的に学ぶ!
3校目は、
岐阜県立岐阜農林高校。
「農業高校って、野菜を育てるだけ?」
と思ったら大間違いです。
岐阜農林高校には、なんと7つの専門学科があります。学校公式サイトでも「7つの専門学科」「農業クラブ」「部活動」などを学校の特色として紹介しています。
農業を入口にして、
生物、食品、環境、流通など幅広い分野
を学ぶことができます。
「農業×科学」という世界
農業は、実は理科の塊です。
植物がどう成長するのか。
土壌にはどんな性質があるのか。
微生物はどんな働きをするのか。
食品をどう加工するのか。
環境をどう守るのか。
こう考えると、
農業=昔ながらの仕事
ではありません。
科学や技術と非常に深く結びついています。
実際、岐阜農林高校はかつて農業高校として全国で初めてSSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定された実績もあります。
そして「馬術部」も!
岐阜農林高校の特徴として、もう一つ面白いのが部活動です。
農業高校ならではの特色を持ちながら、運動部・文化部も盛ん。
特に、
馬術部
は全国レベルで活躍してきた歴史があります。
過去には国体個人2連覇や全国高校馬術大会団体準優勝などの実績も紹介されています。
「馬術を高校でやる」
という選択肢があること自体、知らない中学生も多いのではないでしょうか。
④ 岐阜県立斐太高校
「白線流し」という全国的にも珍しい伝統
4校目は高山市の
岐阜県立斐太高校。
進学校としての学習だけでなく、非常に特徴的な伝統があります。
それが、
「白線流し」
です。
卒業式の後、卒業生と在校生が学校前を流れる大八賀川を挟んで向かい合い、歌を歌いながら、卒業生が制帽の白線やセーラー服のネクタイを結び合わせて川に流す伝統行事です。
2026年にも実際に白線流しが行われています。
これは、
「この高校に入ったからこそ経験できる高校生活」
の代表例でしょう。
修学旅行は沖縄
斐太高校では、2025年度の2年生が沖縄へ修学旅行に行っています。
学校の公式ニュースでは、平和について考えることも修学旅行の目的として紹介されています。
また、2026年には東京大学見学も実施されています。
勉強だけではありません。
地域の歴史、平和、大学、仲間との学校生活。
そうした経験を高校生活の中で積み重ねていく学校です。
⑤ 岐阜県立岐阜高校
実は「クイズ研究部」がある!
最後は、
岐阜県立岐阜高校。
岐阜県を代表する進学校の一つですが、ここでも「高校生活の面白さ」に注目してみましょう。
例えば、
クイズ研究部。
岐阜高校のクイズ研究部は、早押しクイズやクイズ問題の研究を行っています。
さらに、他校のクイズ研究部や社会人のクイズサークルとの交流も行っています。
そして目標は、
全国高校生クイズでの優勝。
単なる「クイズ好きの集まり」ではありません。
幅広い知識を身につけ、それを仲間同士で教え合い、苦手分野を克服していく。
これは、実は受験勉強にもつながる活動です。
自然科学部も面白い
岐阜高校には、
- 自然科学部・生物班
- 自然科学部・物理班
- 自然科学部・化学班
もあります。
さらにESS、文芸、囲碁将棋、調理、写真など、文化系の選択肢も豊富です。
また、岐阜高校では「科学の甲子園」や「模擬国連大会」など全国大会につながる活動も行われてきました。
「勉強する高校」というイメージだけでなく、
知的好奇心を部活動や学校行事につなげられる高校
と考えると、また違った見方ができます。
5校を比べてみると、こんなに違う!
| 高校 | 特に注目したい特色 |
|---|---|
| 加納高校 | 音楽科・美術科で芸術を専門的に学べる |
| 岐阜工業高校 | 本物の飛行機を教材に航空・機械を学べる |
| 岐阜農林高校 | 7つの専門学科、農業・科学・食品・環境など |
| 斐太高校 | 「白線流し」という伝統行事、沖縄修学旅行 |
| 岐阜高校 | クイズ研究部、自然科学部、科学の甲子園など |
こうして並べてみると、
高校は全部同じではありません。
「偏差値だけ」で高校を選んではもったいない
高校選びになると、
「偏差値は○○だから……」
「大学合格実績は……」
という話が中心になりがちです。
もちろん、それも大切です。
しかし、
「その高校で何ができるのか?」
を調べることも同じくらい重要です。
例えば、
音楽が好きなら加納高校。
機械や飛行機が好きなら岐阜工業高校。
生物や農業、食品に興味があるなら岐阜農林高校。
地域の伝統や高校生活そのものを大切にしたいなら斐太高校。
知識を深め、大学進学を目指しながら知的な活動にも挑戦したいなら岐阜高校。
もちろん、これはあくまで一例です。
「高校に入ってからやりたいこと」を考えよう
中学生に、
「将来何になりたい?」
と聞いても、まだ分からないことがあります。
それで普通です。
だから、
「高校で何をしてみたい?」
と聞いてみるのもいいでしょう。
「吹奏楽をやりたい」
「絵を本格的にやりたい」
「飛行機を触ってみたい」
「動物や植物を勉強したい」
「クイズ大会に出てみたい」
「大学受験を頑張りたい」
そんな小さな興味から、高校を探してみてもいいのです。
岐阜県にはまだまだ面白い高校がある
今回紹介した5校だけではありません。
岐阜県教育委員会は、県内の公立高校について学校紹介、学校見学会、部活動一覧などをまとめています。2026年6月時点の部活動一覧も公開されています。
例えば、
フェンシングで全国から生徒を募集する高校。
ホッケーに力を入れている高校。
セラミックを専門的に学べる高校。
福祉を専門的に学べる高校。
航空・機械を学べる高校。
農業を学べる高校。
岐阜県には、本当にいろいろな高校があります。
中3になってから慌てて調べない
高校選びは、
中学3年生になってから急いで決めるものではありません。
中1、中2のうちから、
「こんな高校があるんだ」
と知っておくだけでも大きな違いがあります。
そして、
高校のホームページを見る。
学校説明会に行く。
文化祭を見てみる。
部活動を調べる。
先輩の話を聞く。
実際に学校を見る。
こうして情報を集めていきましょう。
家庭教師ライフカラーでは「高校選び」も一緒に考えます
家庭教師ライフカラーでは、単に
「この高校を目指しましょう」
と偏差値だけで進路を決めることは大切ではないと考えています。
お子さんが、
何に興味があるのか。
どんな高校生活を送りたいのか。
将来何をしたいのか。
そして、
そのために今、どんな勉強が必要なのか。
ここまで考えて高校選びをしていきたい。
高校は3年間を過ごす場所です。
だからこそ、
「入れる高校」ではなく、「行きたい高校」を探す。
そのためには、まず高校を知ることから始めましょう。
まとめ
岐阜県には、偏差値だけでは分からない、それぞれの高校の「個性」があります。
音楽・美術を専門的に学ぶ高校。
本物の飛行機を使って工業を学ぶ高校。
農業と科学を学ぶ高校。
伝統行事を大切にする高校。
クイズや科学研究に打ち込める高校。
高校は、学校によって本当に違います。
だから、
「偏差値が○○だから、この高校」
だけで決めるのはもったいない。
まずは、
「この高校では何ができるんだろう?」
と調べてみましょう。
そして、実際に学校を見に行ってみましょう。
高校選びは、大学受験のためだけではありません。
これからの3年間をどう過ごすかを決めることです。
岐阜の高校をしっかり調べて、
「ここに行きたい!」
と思える高校を見つけましょう。
そして、その高校に合格するために、今から何をすればいいのかを一緒に考えていきましょう。
家庭教師ライフカラーでは、岐阜に密着し、一人ひとりの学力だけでなく、将来の進路まで考えた個別指導を行っています。
「まだ志望校が決まっていない」
という中学生も大丈夫です。
まずは一緒に、岐阜の高校を調べるところから始めてみませんか?