「さむらいの時代がおわると、何がはじまった?」武士から商人へ、小学生でもわかるワクワク日本史
「刀を持った武士」と聞くと、ちょっとドキドキしますよね。
でも、日本の歴史では、その武士の時代がおわって、商人(しょうにん)の時代がやってきます。
今日は、
「どうして武士の時代がおわって、商人の時代になったの?」
を、小学生にもわかるように、ワクワクしながら見ていきましょう!
① 武士の時代ってどんな時代?
まずは、ざっくり「武士の時代」のイメージから。
- 一番えらいのは 将軍(しょうぐん)
- その下に、たくさんの 武士
- 町人(商人・職人)や農民は、その下の身分
武士は、
- お殿さまを守る
- 国を守る
- けいびや政治の仕事をする
そのかわりに、
- お給料として お米(=お金のもと) をもらう
という、「戦うかわりにお米をもらう仕事」 だったんですね。
でも、江戸時代のなかごろからは、
大きな戦争はほとんどなくなります。
「あれ? もうあまり戦いがないのに、
たくさんの武士にお給料を払い続けるのって大変じゃない?」
という問題が、しずか〜にたまっていきます。
② どうして武士の時代がおわったの?
19世紀、外国の大きな船(黒船)がやってきます。
日本は世界の国々と、急にえいごで言うところの “ビジネス” をしないといけなくなりました。
- 鉄でできた船
- 大きな大砲
- 工場でたくさん作られた品物
こういうものを見て、日本の人たちは思います。
「刀で戦ってる場合じゃない!
工場や会社を作って、世界と同じぐらい強くならないと!」
そこで起きたのが明治維新(めいじいしん)。
- 武士だけがえらい、という仕組みをやめる
- みんな「国民」として、平等に(四民平等)
- 刀をさして町を歩いちゃダメですよ(廃刀令)
- 武士にだけお米をあげるのもおしまい
こうして、「身分としての武士」 はだんだんなくなり、
かわりに、自分で仕事を作る人=商人や実業家 が力を持つようになります。
③ 商人の時代ってどんな時代?
商人の仕事は、とてもシンプル。
「人がほしいものを見つけて、
それをとどけて、お金をもらう」
江戸時代にも、両替商(りょうがえしょう)や呉服屋などの大商人はいました。
でも、明治時代になると、
- 銀行をつくる人
- 鉄道を走らせる人
- 工場でせんぷうきを作る人
- 海外と取引する会社をつくる人
などなど、「ビジネスで国を強くする人」 が主役になってきます。
刀のかわりに、
- そろばん
- 帳簿(ノート)
- 新しいアイデア
を武器にして戦う人たちです。
④ ミニクイズ:君はどっちタイプ?
ちょっと自分に聞いてみてください。
- 友だちと遊ぶとき、
- A:ルールをまもって、みんなをまとめるのが得意
- B:新しい遊びを考え出すのが得意
Aは**「武士タイプ」(まじめでリーダーシップ)。
Bは「商人タイプ」**(アイデアと発想力)。
どっちがえらい、ではなくて、
どちらも大事で、時代によって“主役”が入れかわってきた と考えてみると面白いです。
⑤ 5教科で役に立つ「武士→商人チェンジ」
この歴史の流れは、
実は 5教科ぜんぶの勉強に役立つネタ になります。
◆ 国語
- 武士が出てくる物語と、商人が出てくる物語を読みくらべてみよう。
「忠義」「義理」「お金」「商売」など、言葉の使い方が変わってきます。
◆ 社会
- 江戸〜明治の単元で、「身分」から「職業」へ、社会のしくみがどう変わったかを見ると、テストにも強くなります。
◆ 算数
- 商人の計算=仕入れと売値。
「100円で買ったものを150円で売ったら? 利益は?」など、算数の文章題がグッとイメージしやすくなります。
◆ 理科
- 明治の工場には、蒸気機関・電気・機械がたくさん。
「どうして工場が増えたの?」と考えると、エネルギーや物理の勉強ともつながります。
◆ 英語
- samurai(侍)、merchant(商人)、business(ビジネス)、industry(産業)
こういう単語を知っておくと、海外の人に日本の歴史を説明できて、ちょっとカッコいいです。
⑥ 今日からできる「令和の商人ごっこ」
最後に、小学生でもできるミニ商人体験を。
- いらなくなった文房具をきれいにして、家族に「1個10円ショップ」を開いてみる
- 友だちと「オリジナルプリント問題集」を作って交換してみる
- 学校で人気のお菓子やゲームを調べて、「なぜ人気なのか」をノートに書いてみる
大事なのは、
「だれが、なにを、どうやってほしがっているのか?」
を考えること。
これこそが、商人の頭の使い方=ビジネスの第1歩です。
まとめ:君たちは「令和の武士」であり「令和の商人」
- 武士の時代は、「刀と忠義」で国を守る時代
- 商人の時代は、「アイデアとお金」で国を支える時代
- 今の日本では、その両方の良さをもった人が活やくしています
勉強をがんばることは、
自分の中の「武士」の心をみがくこと。
そして、
人の役に立つアイデアを考えることは、
「商人」の力を育てること。
歴史ドラマや映画を見ながら、
「この武士が今の時代に生きていたら、
どんな商人になっていただろう?」
なんて想像してみると、
日本史がもっともっと楽しくなりますよ。