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お盆が終わりました——過ごし方を振り返る

お盆が終わり、また日常が戻ってきました。
実家に帰省した方も多かったことでしょう。祖父母や親戚と集まり、戦争の話が出たという人もいるかもしれません。8月は、日本にとって戦争と深く結びつく時期。テレビやNetflixでも戦争を題材にしたドラマや映画が多く流れます。

せっかくのお盆、そして戦争を考える季節。この機会に「戦前と戦後で日本はどう変わったのか」を、勉強の5教科の視点から整理してみましょう。


1. 国語——教科書の検閲とことばの自由

戦前の日本では、教科書は政府によって厳しく検閲されていました。思想や価値観は国家の方針に沿う形に統一され、軍国主義的な内容が多く盛り込まれていました。
戦後、日本は連合国軍総司令部(GHQ)の占領下に入り、逆に民主主義教育が進められました。教科書から軍事色の強い内容が削除され、国語教育も平和や人権を重んじる方向に改められたのです。

この流れは、現代の「表現の自由」や「多様な価値観」を尊重する教育にもつながっています。国語を学ぶとき、その文章が書かれた背景や時代を知ることが大切です。言葉は時代の鏡だからです。


2. 算数——原爆と数字の現実

1945年8月6日、広島に投下された原子爆弾「リトルボーイ」の爆発力はTNT火薬約1万5千トンに相当。長崎に落とされた「ファットマン」はさらに大きく、約2万1千トン相当でした。
算数の視点では、このエネルギー量や被害規模を数字で理解することができます。爆心地からの距離と被害の程度の関係をグラフ化すると、物理的な破壊力の大きさが具体的に見えてきます。

また、犠牲者数を数字で見ることも大切です。広島では14万人、長崎では7万人が同年末までに亡くなりました。数字は冷たいようでいて、歴史の重みを静かに伝えてくれます。


3. 理科——原爆の原理と核の扱い

原子爆弾は、ウラン235やプルトニウム239の核分裂反応を利用します。1つの原子核が分裂するときに放出されるエネルギーは非常に大きく、連鎖的に核分裂が進むことで爆発的な威力を生みます。

この核エネルギーは、戦争では破壊兵器となりますが、平和利用では原子力発電や医療用放射線治療などに応用されています。理科を学ぶ意義は、技術を正しく理解し、その使い方を選択する力を養うことにあります。

つまり、「核」という同じ科学技術も、人間の選択次第で未来を照らす光にも、破壊の炎にもなりうるのです。


4. 英語——戦後の英語教育と国際化

戦前の日本では、英語教育は限られており、学べる人はごく一部のエリート層に限られていました。しかし戦後、日本は国際社会との関わりを深める必要に迫られ、英語教育が一気に普及しました。

英語は、戦争の歴史を海外に伝えるためにも重要です。
たとえば「原爆投下」は “atomic bombing”、「核兵器廃絶」は “abolition of nuclear weapons” といいます。自分たちの歴史を英語で語れることは、世界に平和のメッセージを届ける力になります。


5. 社会(歴史)——戦前戦後の日本と世界

戦前の日本は、軍事力で領土拡大を目指す帝国主義の時代でした。しかし敗戦によって、その方向性は大きく転換されます。1947年に施行された日本国憲法では、戦争放棄を定める「第9条」が明記されました。

また、社会制度も大きく変化しました。女性参政権の実現、義務教育の拡大、労働者の権利保護など、戦前にはなかった自由と権利が保障されるようになったのです。


まとめ——お盆だからこそ考える未来

お盆は、先祖を思い、命の尊さを考える時間です。そして日本にとって、8月は戦争の記憶を思い出す季節でもあります。
国語で歴史的背景を読み解き、算数で数字の事実を理解し、理科で技術の原理を知り、英語で世界に発信し、社会で歴史の全体像を学ぶ——この5教科は、戦争を学び平和を守るための強力な道具です。

これから医療、教育、科学、外交、どんな道に進むとしても、この季節に考えたことを忘れずにいてほしいと思います。