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寝る前の暗記が効果的である科学的根拠とそのメカニズム

暗記科目において、寝る前の学習が効果的であることは、脳科学や睡眠研究における数々の研究によって支持されている。その根拠となる中心的な理論は、「睡眠による記憶固定(Memory Consolidation)」である。

記憶は学習直後は不安定な「短期記憶」として保存され、その後、海馬から大脳皮質へと固定・整理される。このプロセスが主に行われるのが、**睡眠中、特にノンレム睡眠時の徐波睡眠(deep sleep)**である(Diekelmann & Born, 2010)。

Walkerら(2002)の研究では、被験者に単語記憶課題を行わせたところ、学習後に十分な睡眠を取ったグループは、睡眠を取らなかったグループよりも記憶の保持率が著しく高かった。さらに、夜間学習後に睡眠をとる場合、日中学習→覚醒時間を経て睡眠を取る場合よりも記憶の劣化が少なく、睡眠直前の学習がより効果的であることも示されている。

これは、睡眠前に学習することで、その後の余計な情報の干渉を受けずに、記憶が効率よく固定されるからだとされている。特に暗記系の知識(単語、歴史、医学用語など)は、海馬依存型の宣言的記憶であり、睡眠による強化効果が高いとされる。

また、Cairneyら(2018)は、睡眠前に覚えた情報は、翌日の記憶テストにおいて、想起精度が約20%向上することを報告している。この効果は、睡眠によって記憶が「再活性化」され、記憶痕跡が強固になることによる。

以上のエビデンスから、暗記科目は日中よりも、就寝前の静かな環境で集中して学習し、そのまま睡眠に入ることで、より高い記憶定着効果が期待できると言える。