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第8章:親の役割とは何か?

~見守る・導く・信じるという力~


■ 子どもの“幸福感”を最も左右するのは「親」

子どもの幸せを願わない親はいません。しかし、日々の忙しさや不安の中で、知らず知らずのうちに「子どものため」と思ってしたことが、逆に子どもの自己肯定感を下げたり、学習意欲を奪ってしまうことがあります。

心理学や教育学の多くの研究が示すのは、子どものウェルビーイング(幸福感)や学力に最も大きな影響を与えるのは、親の存在であるということです。

では、「良い親」とはどんな親なのでしょうか? 子どもの成長に寄り添うために、親が果たすべき役割を具体的に考えていきましょう。


■ 「頑張れ」は応援か、圧力か

日本の親が子どもに対して最もよく使う言葉の一つが「頑張れ」ですが、この言葉が子どもを勇気づけることもあれば、強いプレッシャーにもなることがあります。

とくに受験期やテスト前など、子ども自身がすでにプレッシャーを感じているときに「頑張れ」と言われると、「まだ足りないのか」「もっとやらなきゃいけないのか」と追い込まれてしまうことがあります。

大切なのは、「あなたを信じているよ」「頑張ってるの知ってるよ」という無条件の肯定と信頼です。


■ 「正解を教える」より「考える力を育てる」

多くの親が、子どもが悩んでいたり、うまくできていなかったりすると、ついアドバイスをしてしまいます。「こうしたら?」「それはダメだよ」と、良かれと思って口を出してしまう。

けれど、本当に子どもの力を伸ばしたいなら、「自分で考える時間」を奪わないことが何より大切です。

たとえば、

  • 「その問題、どうやって解こうと思ったの?」
  • 「この前はどうしてうまくいったんだっけ?」
  • 「今は何が一番不安かな?」

といった問いかけは、子どもに思考の幅を与え、「自分で考えていいんだ」という安心感につながります。


■ 親の「無意識の比較」が子どもを傷つける

「〇〇くんは模試でA判定だったらしいよ」「お姉ちゃんはもっと勉強してた」
このような言葉は、悪意がないからこそ、よけいに子どもの心に刺さります。

子どもは常に親の期待を感じ取り、それに応えようとしています。
しかし、他人と比べられることで「自分はダメなんだ」「愛されていないのかも」と自己否定に陥るリスクがあります。

親としてできるのは、過去の子ども自身と比較すること
「去年より漢字テストの点数上がったね」
「去年は宿題を忘れることが多かったけど、今はちゃんとできてるね」
こうした声かけが、子どもの成長に自信を与えるのです。


■ 「放任」と「信頼」はまったく違う

「子どもがやりたくないって言うから放っておいてる」
「自分で選ばせてるから、何も言わないようにしてる」

一見、子ども主体のように見えるこの姿勢も、実は“無関心”や“責任放棄”と紙一重です。

「信じてるから任せる」という姿勢は、

  • 子どもの状態を日頃から見守り
  • 必要なときは助け舟を出し
  • 失敗しても責めず、次の一歩を一緒に考える

という密接な関わりの上に成り立つものなのです。


■ 「子どもを信じる」ためには、親が自分を整えること

子どもが不安定なとき、親が不安定だと、さらに状況は悪化します。

  • 親が忙しすぎる
  • 親が他人と比較して焦っている
  • 親が「自分の人生を子どもに託している」

こういった親の心の状態は、必ず子どもに伝わります。

だからこそ大事なのは、親自身が「今の自分でいい」と思えるかどうか
子どもは親の背中を見て育ちます。親が「幸せそうに」生きていれば、子どもも「大人になるのって悪くないな」と思えるのです。


■ 家庭教師ライフカラーができる“親子の架け橋”

「うちの子、親が言うと反発するけど、先生には素直に聞いてるんです」
そんな声をよくいただきます。

思春期の子どもは、親の言葉を拒絶することがあります。でも、親の代わりに同じ言葉を“信頼できる大人”から聞くと、スッと心に届くことがあるのです。

家庭教師ライフカラーでは、

  • 親御さんと子どもの間に立って気持ちをつなぐ
  • 子どもが言いづらい悩みや不安を受け止める
  • 保護者と連携しながら、信頼関係を育てる

そんな役割を大切にしています。

親御さんだけで抱えこまないでください。
第三者の視点が入ることで、親子関係がぐっと楽になることもあります。

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■ 親は、子どもにとって最初の応援団長

進路も勉強も、迷いや不安がつきまとう時期。
そんなときに、「大丈夫だよ」「あなたならできるよ」と言ってくれる親の存在ほど、子どもにとって心強いものはありません。

そしてその応援のしかたは、「支配」でも「干渉」でもなく、“伴走”することです。

ゴールに向かって走るのは子ども自身。
でも、となりでペースを見守り、転んだら手を差し伸べる大人がいることで、子どもは安心して走ることができるのです。