BeRealはオワコンになる?「リアル」を売りにしたSNSが抱える大きな問題
BeRealは今後、急速に衰退する?「一時的なブーム・プライバシー・社会」から考える
「最近、BeRealを使っている子が増えた。」
「学校でもBeRealの話をしている。」
「InstagramよりBeRealの方がリアルでいいらしい。」
そんな話を聞く保護者の方もいるのではないでしょうか。
BeRealは、従来のSNSとは少し違った考え方で人気になったSNSです。
毎日突然届く通知。
2分以内に撮影。
前後のカメラで「今」を撮る。
きれいに加工した写真ではなく、ありのままの日常を投稿する。
2022年には大きなブームとなり、AppleのApp Storeでも「App of the Year」に選ばれました。
しかし、ここで少し考えてみたいことがあります。
BeRealは、このまま何年も成長し続けるSNSなのでしょうか?
私は、BeRealには今後大きな壁があると考えています。
その理由は、
「一時的なブーム」
「プライバシー」
「社会との相性」
の3つです。
まず、BeRealは本当に衰退しているの?
ここは重要なので、最初にはっきりさせておきます。
2026年現在、BeRealが日本で急速に衰退しているとは言えません。
むしろ2026年6月のBeRealの発表によると、日本国内の月間アクティブユーザーは650万人を突破。
前年同期比で約30%増加しています。
13~17歳は前年比25%増、18~22歳は20%増と、若年層でも成長しています。
つまり、
「もうBeRealは終わった」
という話ではありません。
むしろ日本では現在もかなり強い。
だからこそ、
「今後、この人気がずっと続くのか?」
を考えることが重要なのです。
理由① 一番怖いのは「一時的なブーム」
SNSには、非常に面白い特徴があります。
流行すると一気に広がる。
しかし、
飽きられると一気に使われなくなる。
ということです。
BeRealの最大の特徴は、
「毎日決まった時間に投稿する」
「リアルな瞬間を共有する」
という仕組みです。
最初は面白い。
友達から通知が来る。
みんなが一斉に写真を撮る。
「今日は何をしているの?」
と友達の生活を見る。
これは非常に楽しい。
しかし、人間は同じ刺激に慣れます。
最初は、
「面白い!」
だったものが、
「またBeRealか。」
になってしまう。
「リアル」も毎日続けば日常になる
BeRealの最大の武器は、
「加工されていないリアル」
です。
しかし、ここには矛盾があります。
毎日リアルを投稿していると、
その「リアル」自体が普通になってしまうのです。
最初は、
「友達のリアルな生活を見る」
ことに価値がある。
でも、
「朝起きた」
「学校にいる」
「授業中」
「家に帰った」
という日常を毎日見ていると、
次第に新鮮さがなくなります。
SNSは、
「毎日見る理由」
が非常に重要です。
InstagramやTikTokは「次々と違うもの」が出てくる
ここがBeRealとの大きな違いです。
Instagram。
TikTok。
YouTube Shorts。
これらには、
次々と新しいコンテンツが出てきます。
面白い動画。
ニュース。
スポーツ。
音楽。
美容。
ゲーム。
勉強。
芸能。
AI。
自分が興味を持つものを延々と見ることができます。
一方、BeRealは基本的に、
友達の日常を見るSNS。
つまり、
「友達とつながる」
という目的には強い。
しかし、
「暇つぶしをする」
という目的では、巨大な動画SNSに勝ちにくい。
この違いは非常に大きいでしょう。
理由② 「リアルだからこそプライバシーが怖い」
BeRealの魅力は、
「今どこにいるのか」
「誰といるのか」
「何をしているのか」
が伝わることです。
しかし、
それは同時にプライバシーの問題でもあります。
例えば、
学校。
自宅。
旅行先。
友達の家。
部活動。
飲食店。
こうした場所で撮影した写真を投稿します。
写真そのものから、
「この人は今どこにいるのか」
が分かってしまう可能性があります。
位置情報は特に注意したい
BeRealでは位置情報の共有はデフォルトではオフですが、ユーザーがオンにすると投稿に撮影場所を表示できます。
公式ヘルプでも、位置情報を共有するとBeRealを撮影した場所を友達が見ることができ、設定をオフにしない限り今後の投稿にも位置情報が表示されると説明されています。
つまり、
「リアルな日常を投稿する」
という仕組みそのものが、
「自分の行動パターンを他人に知らせる」
ことにつながる可能性があります。
特に中高生の場合は、この点を大人が一緒に考えてあげる必要があります。
連絡先も「友達を見つける」ために使われる
BeRealでは、友達を見つけるためにスマートフォンの連絡先へのアクセス許可を求める仕組みがあります。
連絡先の同期を拒否することもできますが、その場合は連絡先に基づくおすすめの友達が表示されなくなります。
もちろん、
「だから危険なアプリだ」
という単純な話ではありません。
SNSを使う以上、
「何の情報を提供しているのか」
を理解することが重要なのです。
そしてBeRealは「個人情報を扱うサービス」
2026年6月30日更新のBeRealのプライバシーポリシーを見ると、アカウント作成時に電話番号、氏名、メールアドレス、生年月日、ユーザー名などを取得するとしています。
さらに、利用状況などを通じて情報を処理すると説明されています。
SNSでは、
「写真を投稿しているだけ」
と思ってしまいがちです。
しかし実際には、
アカウント情報+投稿+利用状況
など、多くの情報が関係します。
だからこそ、
「友達しか見ないから大丈夫」
ではなく、
投稿する情報そのものを考える習慣
が重要です。
理由③ 「リアルを投稿する社会」そのものが疲れる
もう一つ大きな問題があります。
それは、
SNS疲れ
です。
「今日も投稿しなきゃ。」
「通知が来た。」
「今の写真を撮らなきゃ。」
「友達は投稿している。」
「自分だけ投稿していない。」
こうなると、
本来は楽しいはずのSNSが、
義務
になります。
「投稿しない」という自由がなくなる?
BeRealの仕組みは、
「今、この瞬間を撮る」
ことに面白さがあります。
しかし裏を返せば、
突然、投稿を求められる。
ということでもあります。
勉強中かもしれません。
部活中かもしれません。
家族と大切な時間を過ごしているかもしれません。
それでも、
「BeReal来た!」
となる。
この仕組みが面白いうちはいい。
しかし、
「投稿しないと友達からどう思われるか」
というプレッシャーに変わった瞬間、SNSの性格は変わります。
中高生にとって「SNSの評価」は意外と大きい
中学生や高校生は、
「友達からどう見られているか」
を非常に気にする時期です。
これは悪いことではありません。
人間関係を作っていくためには、
他人からどう見られるかを考えることも必要です。
しかし、
SNSによって常に自分を評価される環境になると、
疲れてしまうことがあります。
「今日は投稿できなかった。」
「友達から反応がない。」
「自分だけ違う場所にいる。」
こうした小さな出来事が積み重なります。
「リアルを見せるSNS」は本当にリアルなのか?
ここも面白いところです。
BeRealは、
「ありのまま」
を掲げています。
しかし、
「どの瞬間を撮るか」
は本人が選べます。
撮り直しもできます。
公式ヘルプでも、投稿前に何度でも撮り直せると説明されています。
つまり、
完全なリアルではありません。
「リアルに見えるように選択されたリアル」
なのです。
これはInstagramのような美しく加工された写真とは違いますが、
それでもSNSである以上、
自分の見せたい部分を選んでいる
という点は変わりません。
ではBeRealは本当に衰退するのか?
ここまで読むと、
「じゃあBeRealはなくなるの?」
と思うでしょう。
私は、
「なくなる」とは思いません。
むしろ一定のユーザーには残る可能性があります。
2026年現在、日本では成長していますし、VoodooもBeRealを再成長させるために投資しています。
Voodooは2025年のBeRealについて、年間3,000万ユーロの売上を達成し、日本で強い成長があったと説明しています。
だから、
「BeReal終了!」
という話ではありません。
ただし「国民的SNS」になるのは難しい
私が注目しているのはこちらです。
BeRealが、
「一部の若者に非常に人気のあるSNS」
として残るのか。
それとも、
「InstagramやTikTokのような巨大SNSになるのか」。
ここには大きな差があります。
BeRealは「友達とのリアルな共有」という非常に明確な特徴を持っています。
しかし、機能を増やして利用者を広げようとすると、
「結局、普通のSNSになってしまう」
というジレンマもあります。
逆に「リアル」というコンセプトを守りすぎれば、
成長できる市場が限られる。
この難しさがあります。
実は「SNSは永遠ではない」
保護者の方にぜひ覚えておいてほしいのは、
SNSの流行は非常に速い
ということです。
少し前まで、
「みんなが使っている」
と言われていたSNSが、数年後には誰も話題にしなくなる。
逆に、
「そんなアプリ知らない」
と言われていたサービスが突然大流行する。
これがSNSの世界です。
だから、
「今、学校でみんなが使っている」
だけを理由に使い続ける必要はありません。
これからのSNSで重要になるのは「リアル」だけではない
これからはAIによって、
写真。
動画。
音声。
文章。
アバター。
すべてが簡単に作れるようになります。
そうなると、
「本物なのか?」
「AIなのか?」
という問題がますます大きくなります。
その意味では、
「リアルを証明する」
というBeRealの思想には、むしろ未来的な部分もあります。
しかし同時に、
リアルな自分をネット上に残すことのリスク
も大きくなります。
ここがBeRealの面白いところです。
子どもに必要なのは「SNS禁止」ではない
では、
「BeRealは危険だから禁止!」
でしょうか。
私はそうは思いません。
大切なのは、
SNSを使う能力を身につけること。
です。
例えば、
①位置情報を安易に公開しない
②自宅や学校が特定できる写真を投稿しない
③友達が写っている写真を勝手に公開しない
④個人情報を投稿しない
⑤SNSのために生活を変えすぎない
⑥「投稿しなければ」というプレッシャーを感じたら距離を置く
これだけでもかなり違います。
SNSより大切なものを忘れない
中学生・高校生にとって、
友達とのコミュニケーションは大切です。
でも、
SNS=人間関係そのもの
ではありません。
本当に大切なのは、
学校で話す。
一緒に遊ぶ。
部活動をする。
勉強する。
家族と話す。
本を読む。
新しい経験をする。
そうした、
「スマホの外にあるリアル」
です。
BeRealが「リアルな生活を共有しよう」と提案したこと自体は、とても面白い考え方です。
しかし、
リアルな生活を楽しむためにSNSを使うのか。
それとも、
SNSに投稿するためにリアルな生活を送るのか。
ここは大きな違いです。
家庭教師ライフカラーが考える「これからの教育」
これからの子どもたちは、
SNS。
AI。
YouTube。
ゲーム。
ネットニュース。
さまざまな情報の中で生きていきます。
だから、
「勉強ができる」だけでは足りません。
情報を選ぶ。
情報を疑う。
個人情報を守る。
AIの答えを鵜呑みにしない。
SNSに振り回されない。
自分で考える。
こうした力も必要です。
家庭教師ライフカラーでは、岐阜県密着の家庭教師として、5教科の学習だけでなく、**これからの社会を生きるために必要な「考える力」**も大切にしています。
小学生・中学生・高校生、それぞれの年齢と学力に合わせて、一人ひとりに合った指導を行います。
まとめ|BeRealが衰退するかどうかより大切なこと
BeRealは、2026年現在、日本ではむしろ成長しています。
だから、
「BeRealはもう終わった」
とは言えません。
しかし、今後急速に勢いを失う可能性を考えるなら、
①一時的なSNSブームの危険性
②プライバシーへの不安
③SNS疲れ
④巨大SNSとの競争
⑤「リアル」を毎日投稿することへの飽き
がポイントになります。
一方で、AI時代には「本物の人間が本物の生活を共有する」というBeRealの思想が再評価される可能性もあります。
つまり、
BeRealが衰退するかどうかは、まだ分かりません。
でも、
SNSの流行に振り回されない力を身につけること
は、これからの子どもたちにとって確実に重要になります。
「みんなが使っているから使う。」
ではなく、
「これは自分にとって本当に必要なのか?」
と考える。
それが、AI時代・SNS時代に必要な情報リテラシーです。
そしてこれは、受験勉強にもつながります。
答えをそのまま信じるのではなく、
「なぜ?」
と考える。
情報を比較する。
自分で判断する。
自分の言葉で説明する。
これからの教育で本当に大切なのは、こうした力なのかもしれません。
家庭教師ライフカラーでは、岐阜県の小学生・中学生・高校生に対して、学力だけではなく、自分で考え、判断し、将来につなげる学習をサポートしています。
SNS、AI、受験、勉強。
子どもたちを取り巻く環境は、これからさらに変わっていきます。
だからこそ、
「今の成績」だけではなく「10年後に必要な力」まで考えた教育を。
岐阜で家庭教師をお探しなら、まずはお気軽に無料体験をご利用ください。