Instagramを見てはいけない理由5選
――自己肯定感と「うつっぽさ」を深掘り。大事なのは“根性”じゃなく距離の取り方
Instagramって、便利で楽しい。情報も集まるし、友達の近況も分かる。
でも一方で、見れば見るほどメンタルが削られていく人がいます。
米国の公的機関や心理学会も「若者のメンタルにリスクがあり得る」と警鐘を鳴らし、使い方のガイドを出しています。 健康福祉省+1
ここでは「Instagramを見てはいけない理由」を、自己肯定感の低下と**うつっぽさ(抑うつ症状)**の観点から、あえてはっきり5つにまとめます。
※この記事は医療的診断をするものではありません。つらさが続く場合は、医療機関や相談窓口に早めに相談してください。
理由①:比較が止まらない(自己肯定感を削る“上方比較”)
Instagramは基本的に「いい瞬間」を切り取った世界です。
旅行、恋愛、部活、成績、外見、持ち物…。
そこに毎日触れると、脳は無意識にこうやります。
「自分はどうだろう?」
「自分は負けてるかも」
この“比較グセ”が続くと、自己肯定感はじわじわ下がります。
実際に、Instagramでの社会的比較が自己評価(自尊感情・ボディイメージ)に影響することを示す研究があります。 Springer Nature Link+1
理由②:見た目・体型の不安が増幅しやすい(ボディイメージの罠)
Instagramは、写真・動画のSNS。
つまり「外見」が強く評価されやすい構造です。
- 盛れる角度
- 加工
- “映える”体型・服
- フィットネス/美容の強いメッセージ
こうした刺激が続くと、自分の体や顔にダメ出しが増えやすい。
研究でも、Instagram利用とボディ満足度や自己評価の低下が関連することが報告されています。 JMIR Formative Research+2PMC+2
理由③:アルゴリズムが「気分が落ちる人」に刺さりやすい
Instagramのおすすめ表示は、あなたの反応に合わせて最適化されます。
つまり、落ち込んでいる時ほど、
- 不安を刺激する投稿
- 強い美容・体型系
- しんどい内容
が増えていくことがある。
報道では、体への不満を抱えやすいティーンに「摂食障害に隣接する内容」が多く表示される可能性を示す内部研究が伝えられています。 Reuters
理由④:睡眠が壊れる(メンタルの土台が崩れる)
自己肯定感も、気分の安定も、睡眠が土台です。
ところがInstagramは「あと1本…」が起きやすい設計。
- 夜更かし → 眠りが浅い
- 翌日だるい → 集中できない
- 自己嫌悪 → さらにSNSへ
このループが、うつっぽさを強めます。
APA(米国心理学会)も、思春期はSNSが睡眠や運動を邪魔しないように制限をと勧めています。 アメリカ心理学会+1
また、SNS利用と睡眠・メンタルの関連を示すレビューもあります。 サイエンスダイレクト
理由⑤:気分転換のつもりが「孤独」と「抑うつ」を深めることがある
SNSはつながっているようで、実は“見ているだけ”になりがち。
現実の会話・運動・外出・趣味が削られると、回復の手段が減ります。
実験研究では、SNS使用時間を制限したグループで、孤独感や抑うつが改善したことが報告されています。 guilfordjournals.com
さらに公的アドバイザリーでも、若者のメンタルへのリスクを減らす行動が提案されています。 健康福祉省+1
「うつ病」と「一時的な落ち込み」の違い(超ざっくり)
誰でも落ち込む日はあります。
ただ、次の状態が2週間以上続くなら、早めに相談が大切です。
- 何をしても楽しくない
- 眠れない/寝すぎる
- 食欲がない/食べすぎる
- 集中できない
- 自分を責め続ける
- 学校や生活に支障が出る
そして、もし「死にたいほどつらい」と感じるなら、今すぐ誰かに繋がってください。
よりそいホットライン(24時間ではない日もあります)が案内されています。 一般社団法人 社会的包摂サポートセンター | 困っている人を「包み込める」社会へ
緊急時は 119 / 110 へ。
じゃあ、どうすればいい?(結論:やめるより“距離を設計”)
Instagramをゼロにできない人も多い。だから現実的にいきます。
おすすめの「守りの5手」
- 通知OFF(引っぱられない)
- 見る時間を固定(例:昼と夜の各15分)
- 寝る1時間前は見ない(睡眠防衛) アメリカ心理学会+1
- ミュート・フォロー整理(比較が起きる相手は静かに外す)
- “見るだけ”を減らす(現実の会話・散歩・運動に置き換え)
まとめ
Instagramは「便利」だけど、
比較・外見不安・アルゴリズム・睡眠破壊・孤独の増幅が重なると、自己肯定感や気分に大きく影響します。 JMIR Formative Research+3健康福祉省+3アメリカ心理学会+3
だから大事なのは、意志ではなく設計。
「やめる」より先に、距離の取り方を決めましょう。