家より「コワーキングスペース」や「オンライン授業」を選ぶ子が増えている理由
――それぞれのメリット・デメリットと、失敗しない選び方
最近、家庭教師や個別指導でも
「家ではなく、コワーキングスペースで受けたい」
「オンラインで完結したい」
というご家庭が増えています。
背景にあるのはシンプルで、
家は“生活の場所”になりすぎて、勉強のスイッチが入りにくい。
一方、外やオンラインは「勉強モード」を作りやすいからです。
とはいえ、どれが正解というより 向き・不向きがあります。
今回は「自宅」「コワーキング」「オンライン」それぞれの良い所と悪い所を、分かりやすく整理します。
1) 自宅で授業:メリット・デメリット
✅ 自宅の良いところ
- 移動がゼロ(時間が増える)
- 慣れた環境で落ち着く(緊張しにくい)
- 親がサポートしやすい(プリント管理・予定管理など)
- 体調不良でも継続しやすい
❌ 自宅の悪いところ
- 生活の誘惑が強い(ベッド、ゲーム、スマホ、テレビ)
- 家族の出入り・音で集中が切れやすい
- 「先生が来る=イベント化」して、普段の自習につながりにくいことがある
- 親の目が気になり、質問しづらい子もいる
自宅向きのタイプ
- ルーティンが強い子(決めたらやれる)
- 人見知りで環境変化が苦手
- 移動で疲れるタイプ(部活が忙しい等)
2) コワーキングスペースで授業:メリット・デメリット
✅ コワーキングの良いところ
- 勉強スイッチが入りやすい(場所の力が強い)
- 机・椅子・照明が勉強向きで、集中しやすいことが多い
- 周りも作業しているため「サボりにくい」
- 家の雑音や誘惑から離れられる
- 親子が同じ空間にいないことで、子どもが質問しやすくなる場合も
❌ コワーキングの悪いところ
- 移動時間がかかる(雨・寒い日が負担)
- 周囲の声・電話・人の出入りで集中が切れる場合もある
- 費用がかかる(利用料、交通費)
- “勉強専用席”が確保できないと落ち着かない子もいる
コワーキング向きのタイプ
- 家だと気が散って勉強が進まない
- 「場所が変わると集中できる」タイプ
- 親の視線があると萎縮する子
- 勉強のスタートが苦手(始めたらできる)
3) オンライン授業:メリット・デメリット
✅ オンラインの良いところ
- 移動ゼロで全国の先生とつながれる
- 予定調整がしやすい(夜や短時間でも組みやすい)
- 資料共有(画面共有・PDF・ホワイトボード)が強い
- 授業の記録が残しやすい(解説を保存できる)
- 感染症が流行る時期も継続しやすい
❌ オンラインの悪いところ
- 通信環境に左右される(ストレス)
- カメラOFFだと集中が落ちやすい
- “手元”が見えないので、計算過程の癖やミスに気づきにくい場合がある
- 質問が苦手な子は、沈黙で時間が溶けることも
- 家の誘惑(スマホ)に負けやすい子もいる
オンライン向きのタイプ
- PC操作に抵抗がない
- ある程度自走できる(宿題をやれる)
- 忙しくて移動が難しい
- 遠方で良い先生に出会いにくい
どれが正解?失敗しない選び方(ここが一番大事)
① 目的で決める
- 成績を上げたい(演習中心) → コワーキング or 自宅で“手元を見てもらえる”形が強い
- 勉強習慣を作りたい(環境を変えたい) → コワーキングが強い
- 時間がない・場所が遠い → オンラインが強い
② 子どもの“弱点”に合わせる
- スタートできない → 場所の力(コワーキング)
- 途中で飽きる → 短時間オンライン+宿題管理
- 質問が苦手 → 自宅より外(緊張が減る子も)
- 人の目が気になる → 自宅 or オンライン
③ 一番いいのは「ハイブリッド」
実はおすすめはこれです。
- 普段:オンラインで短く頻回(習慣化)
- 週末:コワーキングで演習(集中)
- テスト前:自宅で最終調整(安定)
1つに決めなくていい。
組み合わせると、強みだけ取れます。
まとめ
- 自宅:移動なし・安心だが、誘惑が強い
- コワーキング:集中しやすいが、移動や環境音の課題も
- オンライン:柔軟で強いが、通信・自走力が必要
どれを選ぶかで、勉強の勝率は変わります。
大事なのは「本人に合った場所」を選ぶこと。
そして、必要なら途中で切り替えることです。