数学と理科を結びつけて勉強すること
中学生のうちに、数学と理科を結びつけて勉強することは、学力を伸ばす上で非常に効果的です。なぜなら、数学と理科は一見すると別の教科のように感じられますが、実は「数量の関係を理解する力」という共通の土台の上に成り立っており、学びを深め合う関係にあるからです。
たとえば、理科で学ぶ「速さの計算」や「力のつり合い」「電流と電圧の関係」といった公式は、すべて数学で学ぶ比例や反比例、方程式の知識が基礎になっています。
逆に、数学で学ぶ関数や図形の考え方は、理科でのデータ分析やグラフの読み取りにそのまま活かせます。理科の実験で出てきたデータを、数学の視点で整理し、式に表し、グラフ化して考えることで、ただ暗記するだけでなく「なぜそうなるのか」を理解する力がついていきます。
また、数学と理科を結びつけて学ぶことで、「知識をつなげる力」が身につきます。たとえば、理科で「地球の自転と1日の長さ」について学ぶときには、角度や円周の計算が必要になります。
このとき、数学で習った円周率や角度の知識があれば、公式をただ覚えるのではなく、「理科の現象を数学で説明する」という感覚を持つことができます。こうした力は、テストで点数を取るためだけでなく、将来どのような分野に進んでも役立つ「論理的に説明する力」を養うためにも重要です。
https://www.astroarts.co.jp/news/2000/04/19BlueMarble/index-j.shtml

さらに、中学理科の内容は、高校以降に学ぶ物理や化学の基礎にもなっています。数学と理科のつながりを意識しておくことで、高校に進学してからの学びがぐっと楽になります。
たとえば、高校の物理では数学の微分や積分の考え方が必要になりますし、化学ではモル計算をするときに比例計算や単位換算が欠かせません。こうした土台を、中学のうちから「数学×理科」の学びで作っておくことは、将来の学びをスムーズにする大きな力になります。
このように、数学と理科をバラバラに学ぶのではなく、つながりを意識して学ぶことは、単なる受験勉強のためだけでなく、これからの学び方や物事の考え方の基礎を作るためにも、とても大切なことです。中学生の今だからこそ、教科を超えて知識を結びつけ、学ぶことの楽しさを感じながら「分かる喜び」をたくさん積み重ねていきましょう。